15.ソラの正体。

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  「はっ? どういうことよそれ」 「俺にもよく分からないよ。……だから、美空くん。ほんの少しだけ、俺の部屋で話さないか? 奈津のために来てくれたのに申し訳ないけど」 「う、うん……。僕も“ユウ”と少し話したいな」 ……話し方が、少し変わった。 さっきまでは初対面だと思っていたから敬語だったけど、今はいつもの電話での口調だ。 これによって、また俺は彼をソラだと実感する。 「まぁ、よく分からないけどゆっくり話しなさい」 母さんは一端リビングに戻り、俺と美空くん……いやソラは俺の部屋へと向かった。 .
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