16.兄と弟。

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  「……どうして勇太くんがここにいるんだ? それに、奈津や美空くんまで」 「……久しぶりだな。かず。お前が帰ってくるのを待ってたよ。少し話したいんだ、ここでね」 「ここで?」 「そうだよ、篤史がいる、この場所でね」 ――俺たちはお昼すぎくらいから、ある場所に来ていた。 それは俺の家から徒歩1分もかからない距離にある、少し古い一軒家。 幼馴染である篤史とかずの家だ。 .
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