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この国の自殺者は年間3万人超。1日当たり82人。1時間当たり3人。私たちが、くだらないことでふざけたり、笑ったり、悩んだりしているたった20分の間に、1人が自殺している計算になる。しかし、これは飽くまでも“自殺に成功した人の数”で、未遂を合わせると、その10~15倍。たった2分に1人が、実際に自殺を図っている計算だ。「実際に行動には移さないが自殺願望を抱いている人」も含めたら、さらにその何十倍にも、何百倍にも登るだろう。
つまり、恐怖も苦痛も一切伴わない、文字通りの“完全な自殺方法”があれば、この国からはたった1年で30~40万人以上の人が…人の命が、自殺だけで呆気なく消えていくことになる。
人の命の重さって何?お金持ちの人の命は重くて、貧乏人の命は軽い?政治家の命は重くて、一般市民の命は軽い?お金で人生を買われる人までいる。ペットだってそうだ。動物や虫は平気で殺すくせに、何が“命の重さ”なの?
「食べる為なら殺していい」なんて、食べる側の勝手な都合でしかない。自分や自分の身内が獣に殺されて、普段食べ物に対して思うように『あぁ、食べる為なら仕方ないか』だの、『どうせ殺すなら食べてほしい』だの、『残さず食べてね』なんて考えられる異常者がいるとしたら、私は恐怖を覚える。
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