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「いや、別になんでもない。ただ少し考え事をしていただけだ。」
「え?なになに~?考え事ってぇ、もしかして俺の事ぉ??いや~ん、レオちん嬉しい~♪」
「なんでそうなるんだ…全く、ほら早く提出物を提出して次の授業の準備をしてきなさい。」
漸く私から離れた彼にホッとしながらも、体をくねくねとさせる彼に溜め息をまた吐きながら、ポカッと近くにあった教材を丸めて軽く頭を叩き促す。
「いたぁ~い!暴力反対~っ」
そうすればそんな言葉を返しながら涼谷は自分の頭を撫でてきゃあきゃあとわざとらしく騒ぎながら職員室を出て行った。
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