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ある日アンパンマンが空を飛んでいると(実際に飛んでいるのではなく、シンナーによってトンでいるだけである。)
路地裏で不良三人組にカツアゲにあいボコられている少年がいました。
その途端アンパンマンの目が獲物を見つけたかのようにキュピーン☆と光り
「チャンスだ(?)助けなくては」と言い放ち仕事に赴くのでした。
突然、目の前に現れた頭がビニール袋の男を不良三人組は「あぁぁぁん?見せもんじゃねえぞ?ガンくらわしてんのかあ?ついでにお前も殺るぞ!アア゛ーー!!」
あぁ、哀れな不良三人組。先ほどの言葉が臨終の言葉になるとは思ってもなかったでしょうに。
気付いたときには不良三人組は3つの肉塊となっていました。
三人は目をくりぬかれ、鼻を削ぎ落とされ、喉笛を真一文に斬られていました。
アンパンマン(シンナー中毒者)に喧嘩を売ったのが間違いです。
ご愁傷さま。
現場にはカツアゲをされていた少年とアンパンマンの二人になりました。
怯える少年にアンパンマンは
「危ないところだったね。でも、もう安全だ。」
少年はカツアゲされていた方が安全だったのかもしれません。
さあ、僕のアンパンを分けてあげるよ。
と頭のシンナーを差しだしましたが少年は首を横に振りました。
恐怖のあまり声が出ないのでしょう。
しかし、アンパンマンは「遠慮しているんだな」と都合よく解釈し少年にボデーブローをかまし、気絶させました。
そして頭のアンパンを少年の口元に当てて・・・・
数分後。
アンパンマンの前には瞳孔を開けっぱなし、涎をだらしなく流している少年がいました。
「これでこいつはシンナー無しでは生きていけない。またカモが増えたな。」
と
ほくそ笑みながら一日一善(?)をすることができ達成感に浸っていました。
しかし、その平和を打ち砕くようにサイレンの音が響きました。
「来やがったな!バイキンマン!!」
そうアンパンマンの宿命の敵、バイキンマンが現れたのでした。
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