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「大樹、今日もうらやましいねぇ、美少女な妹と登校なんて!」
翔は毎日同じようにそんな事を言ってくる。
なので俺はその呟きに対して毎日適当に返事をしている。
「はいはい」
「ギャルゲーみたいなさ……俺だっていつかは美少女と登校とかしたいし……」
翔がそんな事を言っていると…
「翔くん!」
いきなり高い声が聞こえてきて―
茶髪ロングヘアーの少女が現れた。
「あ、えーと…中村」
「うん!あのね、今日帰り一緒に帰れるかな!?」
「べ……つにいいけど」
「やった♪じゃあまた帰りね!」
少女はそう言って、さっさと教室を出て行った。
「誰?さっきの」
俺が不思議そうに翔に聞くと……
「……あぁ、まぁ。昨日………いきなり告ってきた子」
翔は少しぶっきらぼうにそう言った。
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