非日常

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「この世界に君たちを呼んだのはほかでもありません、この聖恋戦争に勝利するため、宝具たちに選ばれた現世の者が必要なのです。」 「宝具って?」 「宝具は今貴方が背負っているその刀です。あと、綾乃が背負っている槍もそうです。貴方の刀の名を黒龍華刀(こくりゅうかとう)と言います。そして綾乃の槍をリインナイトと言います。」 俺たちは自分たちの武器を手にとりじっとみた。 「そして、その宝具にえらばれたのが貴方たちなのです。手荒なまねをして本当に申し訳ないとおもう。」 「は、はは…なんだよそれ…ただこの国が戦争にかつために呼ばれて戦えってか?ふざけんじゃねーよ。」 俺は走って城を出た。 「お、おにーちゃん!」 「しかたありません…」 … 町のハズレの丘にきていた。 くそっ、ふざけんなよ。 なんのために戦争して、俺たちが危険を犯してまでたたかわなきゃなんねーんだよ。 いきなり連れてこられて、はいそーですかって戦えるかよ! くそっ! ヴーっはぁはぁ… 「だ、だれだ!?」 後ろをみると狼?の様な魔物が三匹いた。 いまにも襲いかかってきそうな形相でこっちを睨んでいる。 「なんなんだよっ!」 おれは、もう逆ギレする事しかできなかった。 ドクン こ、この感じは…あの時の… …を…れ… な、何かいっている、 …をとれ 剣をとれ! 「は!?だれだよ!?」 剣をとれ!とれば俺が力を貸してやる。 「はぁ!?なにいってんだよ!?」 そんな事をしてるうちに狼たちはジリジリと迫ってきていた。 「くっそ!しかたねぇ!もー、どーなったってしらねーからな!」 おれは、剣をにぎった。
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