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「…って言うこと、わかった?」
俺は綾乃に連れられて酒場の様な所に来ていた。
「つまり、ここは現世とはちがう異世界ヴィヴィオスタニアって言う世界で、さっき襲って来たのはキメラって言われてる魔物であって、綾乃はこのエスティオブルグって言う国の軍隊に所属していて、お前は前からこの世界にちょくちょく呼ばれてたってことか?」
おれは綾乃から聞いたことをおさらいした。
「そゆことっ」
…
「って、んなあほなっ!そんなんゲームでしか聞いたことねーし!」
「じゃ、今いたキメラはなんだってのよ」
「そ、それはまぁたしかに…」
おれは渋々こたえる。
「それよりさ、おにーちゃんがずっと背中に背負ってるその長い日本刀はなに?」
「日本刀?」
おれは、背中をさぐってみる。
カチャカチャ
「お、なんだこれ」
刀を手にとり前にもってきた。
「これって、三神神社に落ちて来た刀じゃん!」
「なるほど、おにーちゃんもその三神神社におちた刀をみにいってたら無意識に刀に触っててこの世界に飛ばされたってわけか」
「おにーちゃんも?」
「あやも、そんな感じだったから」
なんか、もうなれてきたわw
と、思いながら話しを続けた。
「これって帰れるのか?」
「んー、どれぐらいで帰れるかはわからないけど、帰れると思うよ。とりあえずセイレン様に会いにいこっ」
綾乃が立ち上がり槍を背負ってポケットからこの世界のお金なのかよくわからんお金を出して店から出た。
おれも日本刀を背負って出た。
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