プロローグ

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もう無理!! 限界だよ~~。 ………おやすみなさい。 『航平……?ふふっ。寝てる。可愛いなぁ。』 愛しい声が聞こえた。 起き上がろうとしたけど、眠たすぎてまぶたが開かなかった。 暫くすると、急に背中が暖かくなる。 心愛が毛布をかけてくれたみたいた。 そのままウトウトしていると、 “ポンポン”と頭を優しく撫でられた。 あまりに久しぶりの行動に、暖かすぎる温もりに。 俺は瞼をぎゅっと閉じて、眠りの世界に誘われた。 そして俺は、 久しぶりにあんな夢を見たんだ。 ……海が居たころの夢を。 それから俺は、長い長い夢を見た。 、
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