君の決断

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見送り外に出るとアパートには[立入禁止]のテープが張ってあり警察の人が2人立っている。 「お疲れ様です。今日は2人とも外出は控えてほしいと本部から伝達です。すいませんが協力お願いします。」 軽く会釈して中に入った。 俺も愛美も今日は疲れていたのでそんな気はまるで起こらなかった。 いつも通り一緒に夕飯を一緒に食べていてもまったく会話がなかった。お互いに沈黙に耐え切れず大家さんのこと、今後のことを話そうとした瞬間 ドンドンドン 扉がたたかれ聞き慣れた声が聞こえた 「弦野君いる?」 担任の佐藤先生が尋ねてきた。 「はーい今出ます」 俺が立ち上がった瞬間 すぅードン 今から向かおうとしていた扉がゆっくりと倒れた。 (忘れてた・・・いろいろあって愛美が壊した扉、直すの忘れてた) 後ろを見ると箸を持ちながら両手を顔につけ真っ赤になっている愛美がいた。 「えっと、お食事中すいません」 とニッコっとした。愛美は 「はぃ、だひぃじょうぶです」 かみかみ動揺で応答していた。 「今日は弦野君の部屋でお食事ですか?本当に仲がいいのですね。」 「いや、いつもですよ朝、夕と・・・それで先生の用事は…っと立ち話も寒いので入ってください。」 「失礼します」 先生を誘導し入るのを確認したら扉を立ててお湯を沸かす 「コーヒーでいいですか。」 「はい」 「私は紅茶で」 「はいよ、自分の部屋から茶葉持って来い」 「はいよ」 愛美も自然と元気を取り戻し今日のことがなかったように思えた。
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