君の決断

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コーヒーと紅茶を入れて3人で雑談をしていると不意にポケットの携帯が震えた。 「ん?薫からか・・・なになに」 『学校側の判断で明日から1週間休校ってことになった、賢く学生らしい生活をしろってさ。 追伸:休みの日に先生が家庭訪問するかもって言ってた。まぁどうせ冗談だろうが一応家にいたほうがいいかもな』 メールにはおそらく先生がここに来た目的が書かれていた。 「どうしました?」 先生が尋ねてきた。よほど呆れた顔をしていたのだろう。 「先生が来た理由は俺たちに明日から休校で1週間休みってことを伝えに来て、伝えるついでに訪問ですか? 「あーそうですそうですコーヒー飲んでたらすっかり忘れていました。」 心底呆れた・・・教師がそんなんでどうする。 「まだ殺人犯がうろついいてるかもですから危ないです。家庭訪問は玄野君たちだけですよ。」 そうですか・・・ 「もうこんな時間ですか。」 腕時計を見ながら呟く先生、携帯を見ると8時近かった。 「仲がいいのは結構ですが同姓はまだ早いでですよ」 いたずらっぽくそんな事を言って先生は立ち上がった。 「わっ私も帰ろかなー宿題しなきゃ」 愛美が動揺して言う 「明日から休みですよ」 「じゃあ寝る」 「おやすみなさい。玄野君にあまり迷惑をかけては駄目ですよ」 「先生も気をつけて帰って下さい。出て右に行けば明るい大通りにでますから遠回りになりますが。」 そういって2人を送り出した。 扉を立ててカップをかたつけていると ドンドン 「明日買い物付き合って。おやすみ。」 壁の向こうから声が聞こえた。
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