4人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日愛美の提案どうり大通りまでショッピングに来ていた。
「お腹減ったね。なんか食べたいなー」
(愛美の気分転換にはもってこいだな)
楽しそうに周りを見渡す愛美を見て安心した。
「そういえば駅前に新しく喫茶店が出来たらしいぞ」
「さすがクロエ君すばらしい情報だねー、んじゃそこ行こ」
駅に向かって歩いていると家電量販店の展示テレビに映るニュースが目に飛び込んだ
[昨日午後0時頃帰宅途中の女子高生、沖野 薫さん(17)が行方不明になり警察と消防が行方を捜しています。警察は・・・]
このニュースを見てすぐに薫の携帯に電話した
[お掛けにたった番号は電波の・・・]
「くそ」
「クロエこのニュース変じゃない?昨日8時前に薫からメールあったでしょ?」
言われてみればそうだ。
再度携帯を取り出し時間を確認する。19時44分薫が失踪してから7時間もあとのメールだ。
「愛美、代官山さんの名刺持ってるか?」
「うん」
愛美は財布から名刺を取り出した。その番号にかけるとコール音のあと代官山警部の声が聞こえた。
「もしもし私だ」
「もしもし代官山さん玄野です。」
代官山に薫るとの関係を話し、情報を求めた。
「今は全く手がかりがない状況だ。連絡も取れん」
「昨日の8時前に薫からメールがあった」
「何!?」
「この場合どうすればいい?」
「とりあえず直接会いたい。今どこにいる?」
「大通りの家電量販店の前。今から駅前の喫茶店に行く予定だった」
「ふむ、ではそこで待ち合わせにしよう」
「分かった」
最初のコメントを投稿しよう!