君の決断

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次の日愛美の提案どうり大通りまでショッピングに来ていた。 「お腹減ったね。なんか食べたいなー」 (愛美の気分転換にはもってこいだな) 楽しそうに周りを見渡す愛美を見て安心した。 「そういえば駅前に新しく喫茶店が出来たらしいぞ」 「さすがクロエ君すばらしい情報だねー、んじゃそこ行こ」 駅に向かって歩いていると家電量販店の展示テレビに映るニュースが目に飛び込んだ [昨日午後0時頃帰宅途中の女子高生、沖野 薫さん(17)が行方不明になり警察と消防が行方を捜しています。警察は・・・] このニュースを見てすぐに薫の携帯に電話した [お掛けにたった番号は電波の・・・] 「くそ」 「クロエこのニュース変じゃない?昨日8時前に薫からメールあったでしょ?」 言われてみればそうだ。 再度携帯を取り出し時間を確認する。19時44分薫が失踪してから7時間もあとのメールだ。 「愛美、代官山さんの名刺持ってるか?」 「うん」 愛美は財布から名刺を取り出した。その番号にかけるとコール音のあと代官山警部の声が聞こえた。 「もしもし私だ」 「もしもし代官山さん玄野です。」 代官山に薫るとの関係を話し、情報を求めた。 「今は全く手がかりがない状況だ。連絡も取れん」 「昨日の8時前に薫からメールがあった」 「何!?」 「この場合どうすればいい?」 「とりあえず直接会いたい。今どこにいる?」 「大通りの家電量販店の前。今から駅前の喫茶店に行く予定だった」 「ふむ、ではそこで待ち合わせにしよう」 「分かった」
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