第1章

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「アカ、お前やっぱスゲー」 「何が」 「プレーしながらも、相手の弱点を把握してその後指摘。言われたほうはその通りだから反論出来ない」 「普通じゃね?」 「それに、アカに言われるとなぜか皆、納得して黙る」 「相手したほうがわかることの方が多いんだよ」 「でも、言われたら少しムッとはするだろ。でもアカに言われても、何も思わない。むしろ有り難いと思う。……何で?」 「知らん。こっちが聞きたいわ」 「天才質なのかな…」 「まぁ、親が親だし。血を受け継いだんじゃねーの。父親もこういうのできてたし」 「そっか…」 なんてことを話していたら、先生が来た。また、いつも通りの生活が始まる。 と、思っていた。
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