02 あたしのお隣さん

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あたしの初の女友達は、 「倉野 菜奈」〈クラノ ナナ〉 さっきの席替えのげんなりな気分は消えて今、感動に浸っている。 初の女友達…素晴らしい! 「やった…女友達作れた。理想の高校ハッピーライフに近づいたぞ」 「……遥?」 一人でぶつぶつ言っているあたしを“え?どうしよう…大丈夫かな?”みたいな目をしてる菜奈。 「あっ!大丈夫!ちょっと“トラック”してた」 「……“トラック”?」 「あ、アハハ。気にしないで」 菜奈は眉を下げて「そっか」といいながらあたしの頭に目線を移す。 ……菜奈、大丈夫。あたしの脳は正常だから。 その後、委員会を決めるので菜奈は本好きだから図書委員になった。 あたしは何もしない。菜奈を応援する人です。 それから部活動決め。 部活動、あたしがこの学校に入ったのはここの女子バスケ部に入るため。 中学校から三年間女子バスケ部で、あたしは部活一筋だった。 この学校はバスケ部が強いらしい。 だからあたしはもちろん部活はバスケ部決定。 菜奈は茶道部。 菜奈は癒し系だし可愛いしぴったりだ。
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