01 高校生になった

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クラスに着くともうみんながクラスにいて騒いでいる。とってもにぎやか。 それよりあたしは早くスカートを隠したくて近くの席に座った。 ホッと一息。 なのもつかの間。 ガラッと教室のドアが開く、が他のみんなは騒いでいてドアが開く音に気づいていない。 唯一あたしだけがドアの方を見る、とまさかの奴が入ってきた。 ………え?…うそでしょ? そいつは何故かあたしの隣に座る。 あたしは愕然とする。 「な、なんで…ここに…?」 心の声が口に出てしまった。 そしてその男、朝の時のデリカシーのない男はあたしを睨みながらダルそうに言う。 「俺はここのクラスだから居るんだ。…それくらい分かれよ。」 …ムカツク。一言余計だ。 するとチャイムが鳴って、ここの担任の先生が来ると騒いでいたみんなも適当に席に着いた。 「はい、新入生の皆さんおはようございます。…えー、事情がありまして始業式は明日やります。」 ざわめきだすクラス。 そりゃそうだ、いきなり言われても…。 その後自己紹介をした。そうしてあの男の名前は、「真辺 竜也」〈マナベ リュウヤ〉だということを知った。
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