02 あたしのお隣さん

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次の日 あたしは新しいスカート で気を取り直して学校に向かう。 今日は始業式。 眠かった。とにかく眠かった。 校長先生髪ない癖にどうして話し長いんだよ。 始業式が終わって教室に帰ってくる。 決めごとをするらしい。 あたしは昨日座ってた席でうつ伏せになる。 すると頭に何か当たった。 「いたっ……何?」 あたしがうつ伏せてた頭を上げると真辺。あのスカート事件を作り出した張本人。 真辺があたしに当てたのは鞄。しかも角だった。 当てたのは真辺なのに何故か睨まれてるあたし。 「………痛いんだけど、」 「お前、いくら眠いからって白眼剥いてんじゃねぇよ。魂でも抜かれたか」 ………。白眼剥いてないし、多分。 あたしは当たってる気もするから反論出来ず俯いた。 「なんで、みてんのさ」 よく考えればこいつがあたしを見ていたという事になる。 顔を上げてどんな反応するか気になって真辺の顔を見る。 真辺はというと、“何言ってんだこいつ”みたいな顔している。 ガタッと荒くあたしの隣の席のイスに座ってあたしに片手を伸ばす。 「ちょっ、何する…ぶっ」 真辺はあたしの頬をたこさんにする。
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