第二章 幼年時代

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 入院していたころからお母さんが一緒にいて、そのエレベーターの男の子もお母さんが一緒だった。なぜかそのエレベーターの男の子のお母さんとうちのお母さんが仲よくなってしまって、うちもそのエレベーターの男の子と一諸にご飯食べたり、本読んでもらったりしていました。  その後大事件が起こる。昼ねしていた私はすごいものを目のあたりにした。目の前が血の海でまっ赤になっていた。私はこの時、「おっナースコール押せるじゃん。」と気持していたのに、そこには目の前でナースコール押している母の姿があった。かなり気持していた私には、何ともくやしい現実があった。かん護ふさんは何とも冷せいで、シーツが血でべちゃべちゃなのに、おどろかなかった。私はこの時、こういう人もひんぱんに居るのかとちょっと意外だった。  その数日後に、幼稚園の先生が来た。私のクラスではなかったけれどお見舞にきていた
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