0人が本棚に入れています
本棚に追加
自己紹介が終わってホッとした美緒は,
…その後何も聞いていなかった。
まだ不安な事がある。
それは
"帰り道"。
美緒が通う高校の場所は,電車,バスと結構厄介なんだ。
私一人で帰れるかなー??
てか知ってる友達いないしっ…
とか考え事してると,
ホームルームが始まっていた。
*゚キーンコーンカーンコーン*゚
あーあ。
友達出来なかったー,,,
まっ
いっか。
仕方なく,
訳のわからない電車に乗り込んだ。
憧れてた。
こんな生活。
「あ,私,受かったんだ」
ふと呟いた。
今まで頑張って勉強して
やっと合格したのに。
味気ないじゃない??
電車は混んでたけど,
一人ぼっちになったみたい。
私の知らない場所で
知らない時に
勝手に進んでく。
「置いてかないで。」
何故か白黒に見える夕陽を
平然と見つめていた。
最初のコメントを投稿しよう!