出会い

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自己紹介が終わってホッとした美緒は, …その後何も聞いていなかった。 まだ不安な事がある。 それは "帰り道"。 美緒が通う高校の場所は,電車,バスと結構厄介なんだ。 私一人で帰れるかなー?? てか知ってる友達いないしっ… とか考え事してると, ホームルームが始まっていた。 *゚キーンコーンカーンコーン*゚ あーあ。 友達出来なかったー,,, まっ いっか。 仕方なく, 訳のわからない電車に乗り込んだ。 憧れてた。 こんな生活。 「あ,私,受かったんだ」 ふと呟いた。 今まで頑張って勉強して やっと合格したのに。 味気ないじゃない?? 電車は混んでたけど, 一人ぼっちになったみたい。 私の知らない場所で 知らない時に 勝手に進んでく。 「置いてかないで。」 何故か白黒に見える夕陽を 平然と見つめていた。
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