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「神無さ~ん!」
「おい、コラ!」
抱きつく私を引き剥がそうと、神無さんが頑張るが、そうはいかないのだ!
「やめろってば」
「とか言っても、実は嫌じゃないんでしょ」
「あぁ、美夜姉! ダメだよ、これは神無さんからのご褒美だもん!」
「残念だったわね! 私も夕御飯手伝ったから、ご褒美をもらう権利はあるもん」
「ムゥ」
美夜姉ズルいもん……
私が少し拗ねると、それに対して、神無さんが行動した。
「ふぇ、神無さん?」
神無さんは照れながらも、首に手を回している私の体に手を回す。
「よく、頑張りました」
そう言ってギュッてしてくれた。
それが嬉しくて私も神無さんをギュ―ッて抱きつく。
今日は何だかとってもいい日だ!
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