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確かに俺は10月生まれだから15で梨狼のほうが早い｡
「こいつらは､なんだ､あれだ｡ 捨て子というか預かり子と言うか｡ まぁ名字が一緒なのは偶然だ」
「ふーん､まぁいいわ｡ そう言うことにしておきましょ」
なんだかこの話題には興味無さそうだな｡
本当ならもっとぐいぐい来るのかと思っていたのだけど｡
と､ここで玄関のインターホンがなる｡
「誰だろ? 私が行ってくる」
行動したのは雪だった｡ こんな遅くに誰だろう?
「きゃあ!」
「ゆ､雪!? どうした!?」
突然の悲鳴に立ち上がり､走る｡
「って紅葉さんじゃないですか……」
つまりは雪のお母さんだ｡ いったいどうしたと言うのだ……いや､行くと行ったのに､来なかったから心配になったのか｡
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