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「ふん、逃がすと――」
「おやすみなさい」
我が父親が、立ちふさがるが残念ながら梨狼に敵うはずはなかった。
梨狼は華麗に避けていくと、二階へ上っていく。
「とりあえず一人か……」
あとは美夜と泥酔した美羽と雪か。
「あの娘はすばしっこいな。 まぁ仕方ない、神無、飲め飲め!」
「飲まねぇよ!」
叫んでから、とりあえず美夜の解放をと思ったのだが、
「かんなひゃ~ん」
「かんなさん」
「うおっと。 しまった美夜までってちょっとまって!」
二人とも全体重を乗せてきて、それに耐えられず、思わず床に落ちる。
「お前らな!」
「あはは」
「覚悟してくださいね」
二人と体が密着する。
くそ、これはいろいろとまずいぞ。
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