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「昨日はそこに寝てるお母様に何か呑まされた後、記憶はないしなんか臭いし、何があったの?」
「知らないことは幸せなことだ?」
「えっ?」
両肩に手を置き、羨むような目で見つめる。
俺は大変だったのによ!
「とにかくだ、片付けを手伝ってくれ。 酒瓶とか転がってるごみを集めておいてくれ」
「……あいあいさー」
だらしなく敬礼すると、まずソファー上のカンに手をかけた。
俺は美夜たちを上に運ぶか。
いられると、なかなかに邪魔なので、まず美夜を背負い、二階へと目指す。
だけど、あいつらの部屋は、まぁなんとも汚くて、一旦、俺の部屋に置いておくことに。
「よいしょと」
静かに美夜をベッドにおろす。
……うん? 美夜の手が俺の首に絡んで離れないんだが?
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