365人が本棚に入れています
本棚に追加
「ん、ぐ……おわっ!」
美夜がものすごい力で引っ張るから、抵抗はしたけど虚しく、ベッドに倒れる。
「う~ん」
「美夜、離せって」
倒れた俺に抱きついてくる美夜。
若干恥ずかしいんだが……
美夜の顔が本当に近くて困る。
下げている顔を前に戻したら、鼻と鼻がぶつかりそうだ。
「なぜ抱き枕にされなきゃいけないのか……」
「あー!」
後ろからの声に体がびくつく。
どうやらドアを閉め忘れていて、起きた瑠宇ちゃんが入ってきてしまったようだ。
「美夜さん、神無様は僕のですよ! 今すぐ離れないと、全裸にしますよ!」
「ちょっと待てー! 色々と待てー!」
髪が逆立つように怒る瑠宇ちゃんに制止の声をかける。
「別に俺は瑠宇ちゃんのじゃないし、なんで全裸なんだ」
最初のコメントを投稿しよう!