親出現!? 裏切り者!? ツンデレ覚醒!?

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雪の唇は、マシュマロのように柔らかい。 それをじっくりと堪能する。 ついでに雪の前髪が俺にかかる度に、女の子独特の香りが鼻を刺激する。 「んっ……」 雪も嬉しいんだろうか? 目を閉じながら俺を求めてくれる。 どれだけの時がたっただろう? 長い長い俺らのファーストキスは時間を忘れさせる。 二人の心臓の高鳴りと、荒い鼻呼吸の音がけたたましいほど聞こえる。 雪の心臓の鼓動、早すぎだろ……って俺も人のこと言えないか。 「はぁ、はぁ」 お互いに息が乱れる。 熟したリンゴのように赤く染まる雪の顔に、藍色の髪がよく映える。 もう、なにも考えずにこのまま雪を俺のものにしたい。 そう思う俺の手には無意識に力が入る。
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