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「朝っぱらからひどい目あったぜ」
「う、うるさい! 神無が悪いんだからね」
頬に赤くついた紅葉型の後を擦る。
もうすぐ学校だと言うのに消えずにいる。
どんだけ強い力で叩いたらこんなになるのか……
「お前も二人を見習って、早く元気になれよ」
同じ被害にあった美羽と美夜は普通に元気だ。
梨狼や梨狐は、被害にあってないものの、「裸ぐらいなんだ」と言っている。
「雪? 大丈夫だよ。 そのうち、見られても恥ずかしくないものになるから」
「梨狐、そう言う問題じゃないの。 見られたこと自体が恥ずかしいの」
雪の返答に梨狐も首を傾げた。
「別にお風呂入るんだし」
と梨狐がとどめの一撃を食らわせると、雪が走り出していってしまった。
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