28人が本棚に入れています
本棚に追加
凛華は気に食わなかった。
「なぜいつも私ばかりが悲しい思いをしなくてはならないの。神様は私に何を与えたの?」
フォークには温めた
ハンバーグが刺さっている。
そのハンバーグをイラついたのか、床に投げ捨てた。
「ああぁぁぁぁぁあぁ」
人間とはかけ離れた奇声をあげ、フォークを左手に刺した。
「憎い!憎い憎い!母も私の傍にはいない!
父もいない!
私がこんなにもつらい思いをする理由は何!?」
怖かったのか、
憎いのか、
涙が落ちる。
目が黒っぽくなり
目が死ぬ。
「私がいけない理由は……」
最初のコメントを投稿しよう!