寂しい手

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寂しい手

  メールが苦手な貴方が 私を気遣う優しいメールをくれる 電話を出来ない 理由 を考えてしまう私は浅はかか ホントはずっと気づいてた 私を抱く時に 他の誰かを視てるコト もう 終わらせようか 私を棄てられない優しい貴方 いつまでも私の子守りなんかしてないで 今 隣にいるであろう想い人と幸せになればいい だから 私から手を離すね 歩いている時だって 運転してる時だって 眠りにつく時のベッドの中でさえ 貴方の温もりを探すだろうけど 冷たい右手が 貴方を求め 恋しがるだろうけど いい加減 解放してあげる もう 連絡はしないから サヨナラと言わないのは 私の 最後の強がり  
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