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「ん、」
割としっかりキスした後のたつると吉岡を見ていると、ファミレスでメニュー決めたあとにもっといいのを見つけてしまったときの気分になった。
「いかがでしょーか」
「はい、ごちそうさまです」
「なんだそれ」
ははっと笑うたつると吉岡。
え、ほんと何なのって顔しかしていない俺。
「宮下、帰るよ」
「は、マジでおまえら意味不明」
「わかんなくていーよ」
たつるは俺の手からティッシュを取ってチャリを押して歩きだす。
「じゃあ唯斗先輩、またね」
吉岡もさっさと歩いていく。
「………えぇ…?」
たつるについていきながら、どういうことかひたすら考えてたけど全くわからない。
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