minority

18/22
前へ
/221ページ
次へ
「ん、」 割としっかりキスした後のたつると吉岡を見ていると、ファミレスでメニュー決めたあとにもっといいのを見つけてしまったときの気分になった。 「いかがでしょーか」 「はい、ごちそうさまです」 「なんだそれ」 ははっと笑うたつると吉岡。 え、ほんと何なのって顔しかしていない俺。 「宮下、帰るよ」 「は、マジでおまえら意味不明」 「わかんなくていーよ」 たつるは俺の手からティッシュを取ってチャリを押して歩きだす。 「じゃあ唯斗先輩、またね」 吉岡もさっさと歩いていく。 「………えぇ…?」 たつるについていきながら、どういうことかひたすら考えてたけど全くわからない。
/221ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1342人が本棚に入れています
本棚に追加