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「なー」
「何」
「今日なんで吉岡とキスしたの」
「吉岡がしてって言うから」
「そんなんでしちゃうの、お前」
「しちゃったね、俺」
そろそろ上がるかな、そう思ってたらドアの方からえぇー…って変な溜息が聞こえた。
「なに、妬いてくれてんの?」
「え、何か焦げた匂いするか?」
「……」
唯斗が出ていく音がしたから、そのまま風呂を上がった。
たぶんコンロとかを見に行ったんだろうな…
「無自覚、って悔しい…」
色々適当な気持ちになって、さっさと服を着てたら火は着いてなかったって唯斗が言いに来た。
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