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「もう分かったから、風呂入れ」
「上がったらプリンな」
タオルで頭をガシガシやりながら扇風機の前に座る。
強にして髪に風を感じながら思い切り溜息をついたら、それが一瞬でまた自分に戻ってきた。
「…あいつのプリン、焼いてやろっかな」
俺も大概アホみたいなこと考えてんだな、自分に苦笑しながら唯斗の鞄を移動させようとしたら大学のパンフレットが見えた。
「だから英語頑張ってんのか…」
「たつるプリン食べるぞ、って何見てんだよ」
風呂から上がってきた唯斗が扇風機の前に座った。
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