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「…なぁ、アンタんトコなら面白く野球できるか?」
鉄生はそう問いかけた。
大橋は、
「あぁ、もちろん。刺激的な3年間を約束するさ。」
と言った。
「じゃあちょっと親御さんに話したいから家に案内してくれるか?」
「家なんかねーよ」
…………へ?
家がない?
「家がないってどゆこと?」
「俺はさっきの公園で暮らしてんの。トイレもあるし、便利だぜ」
トイレ……
あああああああああっ!!
「と、トイレはどこだぁ!!漏れるぅーー!!」
大橋は猛ダッシュで先程の公園へ走っていった。
鉄生はこの時確信していた。
この人の下でなら…
刺激的な野球人生が送れる…
と。
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