序章

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急募!! 離島での国家直属研究員募集 都会の喧騒を離れ、静かな離島で研究に明け暮れませんか? 給与〇〇〇 その他、僻地手当て等の各種手当て完備 連絡先:**-****-**** 防衛省特殊事務官谷口 ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ ???「奈良岡君・・・何見てるの?」 奈良岡「ん?依子か・・・何って、これだこれ」 依子「あぁ~・・・去年も有ったねその求人」 俺の名前は奈良岡義昭、ここ国営遺伝子研究所に勤める30歳の研究員だ・・・ 彼女は中込依子31歳、同僚の研究員で・・・その・・・なんだ・・・3カ月前から付き合っている・・・ 奈良岡「欠員でも出たのかな?・・・」 依子「定員1名だよ?・・・私を置いてくの?」 奈良岡「防衛省だから軍関係の研究だから給料良いんだよな・・・」 依子「私・を・置・い・て・く・の?」 奈良岡「そんな怖い顔するなよ・・・大丈夫行かないよ・・・去年は応募したけど今年はパスだ」 依子「私が居るから?」 ニヤニヤしながら依子が語りかける・・・可愛いなちくしょう・・・ 奈良岡「そうだよ・・・そろそろクリスマスなのに、可愛い彼女置いて行けないよ」 依子「えへへ・・・」 上司「ごほん!!・・・イチャついてないで仕事しろ!!」 奈良岡「すっ・・・すいません!!」 依子「は~い・・・」 この時はまだ・・・他愛もないただの恋人同士の会話だったのだが・・・
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