序章

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プルルル・・・プルルル・・・ 電話が鳴っている・・・谷口は面倒臭そうに電話をとった。 谷口「もしもし・・・」 ???「谷口さん?補充人員は見つかりそう?」 谷口「やはりしずくさんか・・・難しいね・・・前回の初期スタッフですら定員20に対して21人の応募だったからな・・・やはり離島がネックなのだろう」 しずく「それを何とかするのが君の仕事でしょ?」 谷口「はいはい・・・とりあえずこのまま来ないようなら、前回の落選者に声をかけてみるよ」 しずく「落選者?大丈夫なの?」 谷口「両親が面倒そうだったから外れたが、能力や実績は申し分ない」 しずく「処理するの?」 谷口「出来ればしたくは無いがな・・・人員補充が最優先事項だからな・・・」 しずく「まぁ、頑張ってね~・・・早いとこ補充出来るの期待してるよ~・・・じゃあね~」 電話が切れた・・・ 谷口「くそっ!!・・・他人事だと思いやがって!!」 谷口は悪態を吐きながら、前回落選者の書類を探し始めた・・・
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