~第三章~

2/2
前へ
/11ページ
次へ
確か…屋上から突き落とされたんだっけ… あぁ…その前に突き刺されたんだ。 生きててよかった。 あれ?転入生がいない。 空は快晴だった。 また屋上に落ちたんだ。 寝転んだ。 空から何かが落ちてきた。 [いて。] ビデオテープだ。 偶然にビデオカメラが目の前にあった。 再生してみることにした。 ポチ。 そこに映っていたのは… 地獄の学校の屋上にあった機械室の中。 転入生が喋った。 ※ここからは転入生をもう一人の歩と書きます。ご注意下さい。 「よかったじゃん。天国に落ちて。ここからが本番だ。なんのためにこんなことをしたかって?復讐だよ。じゃあね。サヨナラ。歩ちゃん。」 バチ。 画面が真っ暗になった。 その直後。 そのビデオカメラの中から悲鳴が聞こえた。 「イヤ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――っ」 [えっ…なんなの…ここからが本番って何?復讐?] もう一人の歩ちゃんは? あぁ…死んだのか。 さっきの悲鳴。 きっとそうだ。 ここからが本番。 復讐。 歩はとりあえず、天国の学校の屋上から飛び落ちた。 そうすれば、あの過去に戻れると思ったからだ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加