彼女は僕の物

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      day 1 彼女は窓際の席で俯いていた。 長い髪を垂らし、彼女の顔が見えなかった。 僕は静かに彼女を見ていた。教師が黒板に文字を書いている。彼女はノートを開いた。 黒板とノートを交互に見ながら、彼女はペンを動かしている。 僕は黒板の字をノートに写すのも忘れ、ただ青空に飲み込まれそうな彼女を見ていた。 ただ…ずっと…
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