彼女は僕の物

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      day 5 私は窓際に座る彼を見ていた。 ぼーっと、まるで青空を見ているみたいに。 「ねぇ中岡君?なんでいつもあの席を見てるの?誰もいないじゃない?」 クラスの女子がそう聞いた。 笑みを見せて私は言った。 「私はただあの青空を見ているだけよ‥」 彼は悔しそうに涙を流していた。 しかしその涙は、誰にも見えない。 私にしか見えない物… 消そうが生かそうが、私の自由 だって彼はもう私の物だから 完
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