clock in sweet country

2/3
前へ
/3ページ
次へ
布団に入り眠りにつくと… 時計針の音がチッチッチッと鳴り響く。 夢の中にその時計の中に私は吸い込まれ気が付くと… なんと!! 身の周りがお菓子だらけだった。 気を失ってその場に倒れ込んだ。 気が付くと…お菓子の家らしき場所にいた。 「あれ…?ここは…どこ?」 『お気付きになられましたか?』 「ここはどこですか…」 『ようこそ!clock in sweet countryに!』 「clock in sweet country?時計の中のお菓子の国?」 『そうです!時計の中のお菓子の国です。』 「夢か…早く家に戻らないと…」 『夢ではありません。家には決して戻れません。永遠にここで暮らすのです。』 「え…あ…お腹空いたなぁ…」 『今、朝食をお持ちいたします。少々お待ち下さい。』 ワゴンで運ばれてきたのは… 紅茶とクッキー、ビスケット、クラッカー、プリン… 「これ…おやつじゃないの?」 『朝食でございます。この国ではお菓子が主食でございます。』 「ふ…ふとるからいらない。」 『この国にいる間は太ることなんてごさいません。』 「じゃ…いただきます。」 『どうぞ。』 「あ…おいしい!これって手作り?」 『はい。私がお作りいたしました。』 「私も作れるかな…」 『もちろんです。』 「じゃさっそく教えてもらおうかな…」 『その前に街を観光してもらわなきゃ』 家の前に無人の馬車が到着した。 馬車に乗り街を見て周った。 空を見上げると夕日が澄んでいた。 あっけなく1日が終わろうとしている。 夜食を食べ眠りに就く。 そうそう、少女の名は心愛。 14歳。 永遠に、ここで暮らすことになったのである。 果てしなく どこまでも… お幸せに… ココア♪
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加