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朝…いや、昼に目を覚ました私、御堂昴は、遅刻だというのに慌てる事もせず制服に袖を通した。
「だる…」
ついついそう呟きながら家を出る。
太陽はとっくに高く昇り、まだ春も終わったばかりだというのに、やけに照りつける。
雲が1つもない、まさに快晴。
逃げ込めるような都合のいい日陰など、有りはしなかった。
向かうは名の知れた不良校、一宮高校
今日もいつもと同じ1日になる、はずだった。
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