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状況を全く理解していない私は、されるがままに連れ去られ、ようやく状況を理解した時は、既に何処かの倉庫に着いた後だった。
全く見覚えのないソファーに座らされ、全く見覚えのない顔が並んでこちらを擬視していた。
「さて、説明してもらいましょうか…翔」
「…翔?」
って誰だし。
誰とあたしを勘違いしてんだ?
「しらばっくれてんじゃねーよ、翔。今までどこで何してたかって聞いてんだ。」
先ほど、あたしを車に乗せようとしていた煩そうなオレンジの髪の男。
「…どういう経緯で勘違いしてんのか知んないけど、あたしはその翔って奴じゃないから。」
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