Abnormal Fighters

abnormal fighters are born.

「…よ。まだ消すなよ」

テレビのノイズ音と同時に謎の声が少年の耳に入った。
すぐさまテレビの方を見つめる少年。
テレビはずっとノイズが走っている。

「空耳…か」

少年はもう一度リモコンを手に取り、電源を消そうとした。

「だからぁ、ちょっと待てって言ってるじゃん！」

今度のは空耳ではなかった。
テレビから聴こえたのだ。

「…な、なんだ！？」

少年は恐怖と好奇心を抱え、テレビをじっと見つめた。