プロローグ

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「さぁ跪きなさい!!」 一人の女性の甲高い声が王宮に響き渡った 「跪きなさいといってるの。跪きなさいよ!!」 その声の正体は黄ノ国の王女…僕の双子の妹だ そして彼女の目の前にはこの城のコックが立っていた 「っ…」 コックは仕方なく王女の前に跪く 「大臣」 「はっ、なんでしょう王女様」 「粛清しなさい」 「え…?」 「言う事が聞けないの?」 「…かしこまりました」 大臣は王女の前に跪くコックを連れていった 「許してくれ!お願いだ!」 そう…彼女のいう『粛清』とは死を意味するのだ 今日の昼食に虫が入っていたのを王女は怒ったのだ 王女は自分がきにくわないことがあれば容赦なく殺すのだ …しかたない我が儘娘…悪ノ娘なのだから
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