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突然目の前にあるディスプレイに光がともった。
そこに文字が浮かび上がる。
[ETERNAL SYRTEM]
「エターナル、システム……?」
確かこれも昔の言葉、英語かなんかのはずだ。
「とりあえず動けばなんでもいい。これでっ」
操縦桿を握り足下にあるブーストをふかす。
機体が浮いた。
そのまま上昇し、空にたどり着く。
そこでドンッ、と機体が振動が走る。
どうやらさっき墜落した機体を追跡した敵機の攻撃のようだ。
「ギン、大丈夫か?」
「私は大丈夫です」
敵機を正面に捉える。
見たことがない機体だ。
基本はアイゼン・インダストリーで造られているものと同じのようだが、進化系等が違うという印象を受ける。
「いきなりなご挨拶だ」
機体の武装をディスプレイで確認する。
どうやらこの機体特有のエネルギーを凝縮して固体化した近接戦闘用の剣らしい。
「クロノスブレード……
これでいけるか?」
剣を構える。
が、相手が使用していたのは射撃武器である。
どうにか距離を詰めなければならない。
「…っ、避けてください!」
敵機がこちらに向かいライフルを撃つ。
青色の閃光が走った。
反射的に機体を動かし、辛うじてその銃撃を避ける。
「ビーム兵器か!?」
まだ実用化されていない研究中の兵器なはずである。
さっきはあんなものが直撃して、無事だったのだからこの機体の性能が伺い知れる。
機体反応の良さといい、アイゼン・インダストリーで造っている機体とは性能差が大きい。
もし今日乗っていたあの試作機だったら、すでに死んでいることだろう。
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