入学式

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音無が、『ドアの取っ手を掴め』と言いたげなジェスチャーをした。 俺「ドアの取っ手を掴んで?」 音無が続いて、人の頬に思いっきり殴るような動作をした。 俺「殴る?」 ドアの取っ手を掴んだまま殴るような動作をしてみる。 ガラガラガラ… 俺「……」 皆「「「スライド式ドアかよ!?」」」 どおりで、押しても引いても、びくともしないわけだ! 横にスライドしないと動かないわけだ… アキバ「早く教室に!まだ先生が来てない可能性がある!」 豪「おう!てか靴箱どこ使えばいいんだ?」 さつき「(靴箱に)出席番号が書いてある!」 愛華「あった。じゃあ、うちはお先に♪」 光本「待って!僕のはどこだ?」 才恵「光本君のはこっちです。」 光本「お?Thank You!」 才恵「嘘です」 光本「なんだとぉ!じゃあどこだあ!」 俺「……げ」 光本「どうした?」 俺「いや、何でも無い。」 ………どうしよう。 悩んだ。必死に… 何を? 何だろうね?恥ずかしすぎて言えないわ。 光本「あった、俺の靴箱!」 俺「良かったね?」 光本「早く行くぞ?皆もう、行っちまった。」 俺「先に行ってくれ…俺はここに留まって闘う。」 光本「なんだそりゃ?」 俺「良いから行くんだ!早くしろ!死にてえのか!?」 光本「お、おう…じゃあ先に行くぜ?」 俺「ああ、またどこかで会おう…お互い生きてればな?」 自分で死亡フラグ立てちまった。
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