バカとテストと非リア充

入学式

∽教室∽
～～入学式終了後～～～

俺「心の傷を負ったよ～(泣)」

豪「儂もだから…」

音無「……」

さつき「あたしも間違われたよ。あんの先公、あたしの名字の『蹴上（けあげ）』のこと『けりあげ』って読みやがった。」

才恵「『てんおうじ』は論外でしたね？ねえ、ｱｷﾊﾞﾊﾗ君？」

ｱｷﾊﾞ「うん？まあ…」←名前をわざと間違えて呼ばれていることに気付いてない

ガラガラガラ←ドアを開けた音

担任「皆、席に着けぃ。」

『漢字読み間違えキングティーチャー』が登場した。
流行るかな？この名前？

担任「入学式お疲れぃ！一気に緊張から開放されたか？」

うん、まあ…
あんま、緊張とかしてなかったけど…

担任「明日から授業が始まるからな？気ィ引き締めていけよ？」

高瀬「先生！席替えしないのでしょうか!？」

担任「気早いな！」

高瀬「眼悪いんで前の方行きたいです。」

担任「ああそういうことか…う～ん、来週に時間を作って席替えするか…取りあえず明日………え～と佐藤君、高瀬と交代してあげてくれ。」

佐藤「はい。」

担任「あと交代してほしい人いるか？」

俺「はい！」

担任「え～と…“たけむら”君か？」

俺「“にむら”です！」

光本「てか、弐村ってそんなに眼悪かったっけ？」

才恵「３年近く会ってないですからね？可能性はあると思います」

光本「でも眼鏡掛けてないよね？」

俺「ああ、眼鏡なんて持ってないが？」

光本「ほら」

才恵「コンタクトじゃないですか？」

俺「いや、眼はそれほど悪くないんだ。」

担任「だったら席交替しなくてもいいじゃないか？」