初授業(前編)

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◇国語◇ 国語教師「やや、どうもです。皆のクラスの国語を担当します。宜しくお願いします!」 俺「なんで竹刀持ってるんだろう?」 光本「さあ?」 国語教師「早速だが、抜き打ちテストをしようと思う。」 アキバ「な、なんだって~!?」 国語教師「とはいっても、成績には影響しないし、一問だけだよ。君たちの実力を測りたいというわけさ。」 俺「間違えたらその竹刀でバーンか?」 江口「いや、竹刀をケツの穴にぶち…」 高瀬「江口、てめえは黙ってろ!」 国語教師「……下ネタかよ?それと竹刀は持ってないと落ち着かないんだよね…あと腰が…」 ※国吉先生は剣道部顧問らしいです。 国語教師「とりあえず紙を渡すね?」 そしてA6サイズの紙を配られた。 その紙は表裏真っ白だった。 印刷ミス? 国語教師「あ、名前は書かなくていいよ?匿名で。」 俺「何書きゃ良いんだろ?」 才恵「これから指示あると思います。」 国語教師「配られたかな?よし、では今から言う漢字を書いてもらう!」 俺「漢字か…楽勝だな?」 才恵「そうですね。『薔薇』って言われても楽勝です!」 俺「あ、いやそこまでは…」 才恵「ふっふっふ~、では言うぞ?言ってしまうぞ?」 早く言えよ! 国語教師「“カンペキ”だ!さあ、“カンペキ”という字を“カンペキ”に書いてくれたまえ!」 俺「“カンペキ”なら楽勝だあ!」 才恵「ふ、どうだか…」
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