第3章 相性

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 柴犬はゴム製のヒョウタンボール遊びを…  ブルテリアは水遊びを… (柴犬はボール遊び水遊び両方好きですが、ブルテリアはボール遊びは好きでは有りません。)  不測の事態に備えて、彼女も呼び、ベランダで遊んでいました。  別々の遊びなので、喧嘩も無く、遊んでいました……が、ゴム製のヒョウタンボールなので、予測不能の跳び跳ね方をします。  しばらく、平穏に遊んでいた為、気が緩んだせいか…柴犬一匹のみで遊んでいる時の様に、ボールを投げる強さも、徐々に強くなって行きました。  その時、ゴム製のヒョウタンボールが、ブルテリアが遊んでいる所にまで飛んで行きました。…喧嘩勃発です。  ワタクシと彼女が仲裁に入る前に、柴犬の悲鳴にもにた鳴き声が響きました。  いつもは喧嘩をしても柴犬の圧勝。柴犬は体格の割にはスピードが有るからです。  しかし、この時は違いました、お互いに顔や首根っこを噛み合っている喧嘩でしたが、ブルテリアが柴犬の前足を噛んだのです。  あっと言う間に、コンクリートの床は大量の血で真っ赤になり…柴犬の聞いた事が無い程の鳴き声が響きました。
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