告白‥

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「ねっ‥? 一途なイイ男でしょ?」 って‥言われても‥ 「わかんねーよ‥ 何で‥好きなヤツいんのに んな事出来んだよ‥ しかも‥友達って‥ わかんねーよ‥」 わかんねー事だらけだよ‥ 「あら‥男ってそんな 生き物じゃない。」 エ~~~~っ!!? 「そ~なの~っ!!? みんなそ~なの~っ!!?」 俺も‥そ~なの~っ!!? ヤダヤダっ!! んな事絶対無理っ!! 「フフっ‥やっぱり アラタは父ちゃん似ね。」 「だからっ! 一緒にすんなってっ!! そんな血 受け継いだ覚え ね~からなっ!」 「母ちゃんは父ちゃん似で 嬉しいよ‥父ちゃんは イイ男だったからね。 アラタも‥イイ男になって‥ 母ちゃん嬉しいよ。」 だから‥そんな‥ 恋人見る目で見んなって‥ 「今でも‥好きなのかよ‥ アレ‥アレ‥」 「Alexの事?」 そ‥そう‥アレックス。 「勿論よ。今でも愛してるわ‥あなたの父ちゃんだもの。 アラタを残してくれて‥ 感謝してる。 アラタが居なかったら‥ 母ちゃん‥生きて無かった。 きっとあの時‥ 死んでたな‥」 何をサラっと言ってんだよ‥ 「じゃあ‥何で‥ 何で‥次から次と‥女も そ~ゆ~生き物なのかよ‥」 「そ~ね‥しばらくは アラタを育てるので精一杯で‥子育てが楽になって‥ そしたら‥ポッカリ穴が 空いちゃったみたいで‥ それで‥穴を埋める様に 男に狂ってたのね‥」 男に狂ってたって‥ 自分で言うなよ‥ ヒクわ。 「本当にゴメンナサイ‥」 別に‥ 謝って欲しい訳じゃ無い。 「穴は‥埋まったのかよ‥」 「ええ‥穴は‥ あなた達が埋めてくれたわ。 ずっと‥あなた達がいたのに‥あなた達じゃないと‥ 埋めれないのに‥ そんな事に 気づかなかったなんて‥ ホント‥バカね。」 母ちゃんは‥ 恥ずかしそうに笑った。 「それでも‥気付いて‥ 良かったじゃねーか。 もう‥埋まってんなら‥ 良かったじゃねーか。」 俺は冷えきったコロッケを バクっと食った。 照れ隠しの様に‥ 「アラタ‥ あんたは‥本当に‥ イイ男ね‥ 母ちゃんと結婚して♪」 「断るっ。」 「イヤ~ン! 母ちゃんを捨てないでぇ~」 「お前‥俺、捨てただろっ!!」 「イヤ~! それは言わないで~! 母ちゃんだけを愛して~!」 何か‥ Alexの気持ちが 解る気がする。 母ちゃん‥重い。
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