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「あ‥ママさん‥
お疲れ様です‥」
「ルイちゃ~ん!!
その呼び方止めてって‥」
あら‥?お知り合い?
ママさん‥って事は‥
ライブハウスの
従業員さん‥?
「スイマセン‥」
「あれ‥?
何かルイちゃん
雰囲気変わったね。
メガネじゃないからかな?
その方がいいよ♪
でも‥
ど~してココに‥?」
「あ‥その‥
社長に‥」
ルイと言う子はとても
言いにくそうに口ごもった‥
何か‥あやしい。
女の直感と言うヤツだ。
特に私には
ピーナッツちゃんの
直感がある。
「あらそう。
じゃあこれから社長の所へ?」
「あ‥ハイ‥。」
「じゃあ‥コレ渡しといて
もらえる?」
「え‥!?」
和美ちゃんはスーツを
渡してしまった。
「和美ちゃん‥いいの?」
「いいの。いいの。
私も真理ちゃんと
一緒にパパの所に行く♪
デレデレのとこ生で見たい♪」
「和美ちゃん‥」
パパは見せ物じゃ
無いんだけどね‥
「ルイちゃんゴメンね♪
よろしくね♪」
「あ‥ハイ‥」
私と和美ちゃんは
ルイちゃんを残し
一足先に
エレベーターを降りた‥
ルイちゃんに
軽く会釈をした時‥
ルイちゃんが‥
ジッっと
和美ちゃんを見ていた‥
何か‥その視線が‥
ゾクゾクとした。
やっぱり‥
何かある。
もしかして‥
「ねえ‥今の子って‥」
「ぁあ~ルイちゃん?
満島のお気に入り♪」
お気に入りって‥
「それって‥」
「イイの♪イイの♪
凄く‥いい子よ♪」
太っ腹だな‥
既にすごい貫禄‥
「デタ♪」
和美ちゃんが
楽しそうに言ったと思うと‥
「真理ぃ~~っ!!
お帰りぃ~~っ!!」
KIYOが両手を広げて
飛んで来た‥
「ど~だった?
ど~だった?
大っきくなってた?
気分は‥?ゲポしそ~?
リンゴ食う?」
質問攻めで‥
何から答えていいやら‥
「うん‥とりあえず‥
中に入れて貰えるかな‥?」
ココ廊下だし‥
「ん‥。」
って‥何でいちいち
お姫様抱っこなのかな‥
恥ずかしいわ。
「想像通り。デレデレね♪」
和美ちゃんは
満足そうに笑った。
「なんだ‥お前いたの?
まさか‥くそガキまで‥」
「残念でしたぁ~
清春はいません~
呼ぼうか?」
「イイ、イイ!呼ぶなっ!」
KIYOと楽しそうにしてるけど
和美ちゃんは‥
さっきの女の子の事‥
ホントに気にならないのかな?
私は気になって仕方なかった。
彼女は‥社長の何っ?
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