宿命‥

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真理をSPに送らせて‥ 俺はボーーーっと ピーナッツちゃんの 最新写真を眺めていた‥ すると‥ 俺の脳みその中で‥ 8ミリ映像みたいな映像が 勝手に上映された‥ それは‥ 白人男性を真ん中に 花音の母親と‥ 若い女性が‥ 映っていて‥ 白人男性は‥ 青い瞳に 緩いカールの金髪で‥ シンにとてもよく似ていた‥ そして‥ 花音とシンが映って‥ 二人の瞳が‥ 重なった‥ まさか‥ 俺は‥どうして こんな映像を見てるんだ‥? 俺は‥ ピーナッツちゃんの写真を ジッっと見た‥ “おっと~!!大変だっ!! 花音ちゃんとシンを 助けなきゃ! おっと~!!二人を 助けてあげてっ!!” ウソ‥‥‥。 ピーナッツちゃんが‥ 喋った‥。 おっと~って‥ おっ父~って事‥? 俺の事‥? “そ~だよっ! ホラっ!!早くっ!! おっ母~が呑気に メールしてるっ!! 早く教えてあげてっ!!” おっ母~が呑気にメール‥? 真理が‥? 俺はスタジオにいたので 携帯が サイレントになっていた‥ ふと見ると‥ 真理からメールが来ていた‥ 花音がシンを 連れて帰って来た‥? お邪魔虫だから 下で時間をつぶしてる‥? ホントだ‥ おっ母~は呑気に メールをしている。 ど~ゆ~事だ‥? 俺は頭をフル回転させた‥ ピーナッツちゃんが‥ 俺に伝えたい事‥ 花音が‥ シンに伝えたい事‥ シンが‥ 花音に伝えたい事‥ もし‥ あの映像の女が‥ シンの母親なら‥ もし‥ あの白人男性が‥ シンの父親なら‥ 花音の母親が‥ なぜ隣にいる? “二人を助けてあげてっ!!” ピーナッツちゃんが俺に 伝えたい事‥ 俺は慌てて 真理に電話をした。 やはりおっ母~は 呑気だった。 “二人は子供じゃ無いのよ‥” 違う。 二人は‥ 同じ父親の‥ 子供かも知れない‥ ピーナッツちゃんが‥ 教えてくれた事‥ シン。あるいは花音。 もしくは‥二人共が‥ この事に 気付いたのかも知れない‥ それを‥ ピーナッツちゃんが 教えてくれた。 ピーナッツちゃん‥ おっ父が‥ 二人を‥守る。 これで‥いいんだな‥? “アイアイサぁ~!” ピーナッツちゃんは‥ イイお返事をした。 「野田ぁ~っ!! 車の鍵かせ~っ!!!!!」 俺は‥ 野田から鍵を奪い取ると マンションへ車を走らせた。 ピーナッツちゃんの 写真を胸ポケットに入れて‥
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