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マジかよ~~~‥
こんな高いのかよ~‥
これじゃあと
何ヶ月かかんだよ‥
もっと割のイイ
バイト探すか?
えっ!!?
髪の毛7本以上‥?
金が貯まったとして‥
ど~やって
髪の毛手に入れるかだよな‥
いきなり
髪の毛鷲掴みして
引っこ抜く事なんて
できねーし‥
「アラタ‥。
あんた何やってんの?」
「ヌァァァ~っ!!!!!!!?
勝手に入って来んなよっ!!」
母ちゃんが
真後ろに立っていた‥
俺はパソコンの画面を
隠そうとしたのだが‥
「DNA鑑定‥って‥
アラタ‥あんた‥」
「何でもね~よっ!!
出てけよっ!!」
俺は母ちゃんを
突き出しで扉まで
追いやった。
「アラタっ!!
あんたは私の子よっ!!!
学校にも行かないで
何やってるかと思ったら‥
いいわっ!!
そんな事しなくてもね‥
今あんたのへその緒
持って来てあげるわっ!!」
母ちゃんに
火をつけてしまった。
「わ~ってるよっ!!
母ちゃんを
疑ってんじゃね~よっ!!」
思わず言ってしまった。
「じゃ何‥?
何を疑ってんの?」
「そ‥それは‥」
言えるワケね~だろがっ!!
「母ちゃんにも言えないの?」
何だよ‥
そのうるうるした眼差しは‥
「言えない。
言えない‥けど‥
聞きたい事は‥ある。」
こ~なったら‥
聞いてやるっ!
俺は開き直っていた‥
「何?何?」
何だよ‥
その嬉しそうな顔は‥
「母ちゃんの親友。
アレックスの浮気相手って‥
あれから一度も
あってねーのかよ‥」
「サツキ‥?
会ってないけど‥
ど~して‥?
母ちゃんの仇討ちしたいの?」
アホか‥
何でそんな発想になんだよ‥
「アレックスは‥
生きてるか死んでるか
わかんねえんだよな‥」
「ええ‥アメリカに帰ったって言う人もいれば
ヨーロッパへ行ったって
言う人もいたし‥
アラタ‥あなた‥」
「ぁあ。会いたいんだよ‥
アレックスに。
会って‥確かめたい事がある」
母ちゃんは‥
鳩が豆鉄砲をくらったみたいな顔をした。
諦める勇気を‥
真実を知る勇気に
変えてやる!!
俺だって‥
信じたいんだ。
俺が流した涙は‥
流さなくてよかった涙に
したいんだ!!
お兄ちゃん‥
これで‥いいんだろっ!!?
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